ballet blog -アダージオ編-に続き、今日もお家で簡単にできるバレエについて、
続編を書いてみます。
まず始めに、今日は手のポジションから。足と同様に、手にもポジションがあります。
手の動きだけなのですが、肩や二の腕、背中のシェイプアップになります。
一番左は、アンバーと呼ばれるポジションで、手の先が足の付け根辺りに来ます。
2番目はアンバーから少し腕を持ち上げたアナバー と呼ばれるポジションです。何かのポーズをとる前の準備段階として使われることも多いです。
3番目はアンオールと呼ばれ、真上に腕を持ち上げます。この時に、肩が上がらない様にします。
4番目はアラスゴンドと呼ばれ、両手を開きます。両手が自分の見える範囲に収まる様にし、開きすぎない様にします。
ポジションを覚えたら、左図から右図へ順に動かしてみましょう。
この様に、腕を動かす事を"ポールドブラ"と呼びます。
大切なのは、ポールドブラをして腕のポジションを変える時に、必ずアナバー を通過させる事です。
アナバー は全てのポジションの通過点とも言えるかもしれません。
次は、足の動きについて。
比較的小さい動きで、基本となる動きに"タンジュ"があります。一言で言うと、足を出す動作です。
小さい動きなだけに、単に出すだけでは綺麗に見えず、エクササイズ効果も得られません。
ポイントは、足を外旋させながら、床を使って付け根から引っ張られる様に出す事、爪先を伸ばす事です。
左図の様に、足を前に出す動きを"ドゥバン"と呼びます。足は真っ直ぐ自分の前に出し、横にそれない様にします。
真ん中の様に横に出すのが"アラスゴンド"。手だけではなく、横に持ってくる動き全体を指します。手のつけ方は色々ですが、右図の様に上につける事もあります。
アラスゴンドで横に出したら、出した足を後ろに入れて、足を入れ替えます。
足を入れ替えただけですが、少し印象が変わりますよね。バレエには観客から見た時に体の向きにも名前が付いており、
上図は足が交差している様に見えるので"クロワゼ"、下図は足が交差しておらず"エファセ"と呼ばれます(私も時々分からなくなり、苦手です。。)
一旦足を5番に戻したら、次は後ろに出してみましょう。後ろに出す事を"デリエール"と呼びます。
この時、足が横に逃げがちなので、お尻を締めて、真っ直ぐ後ろに出します。
今日は出した足を床から離さないタンジュを紹介しましたが、他にも足を床から離してあげるデガジェ、
更に足を高く上げるデベロッぺなどがあります。これらは次回紹介したいと思います。
最後に、バレエっぽいポーズを1つ。
左は前にも紹介したアラベスクと呼ばれる有名なポーズで、それを発展させたポーズが右で、"パンシェ"と呼ばれます。
足を無理に高く上げる必要はないので、足を上げた状態で、背筋を伸ばした状態を保ちながら、ゆっくり上体を倒します。
やってみると分かるのですが、背筋、お尻の筋肉、足の後ろの筋肉など、色んな部分がプルプルしますよ。
数秒止まっているだけでとても良いエクササイズになります。
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